ブドウ品種個性の華やかが、ランブルスコの製造では珍しい瓶内二次発酵により際立っています。熟成感を抑え果実のジューシーさを前面に出しつつ、泡の質感や味わいの纏まりを造りによって引き出すバランス感に生産者の努力が集約されています。現代的でこれからのランブルスコワインの指標になるワインと評される1本。鮮やかなルビー色、キメ細かく途切れることのない泡立ちが美しい。鮮度の高いラズベリーや木イチゴの香りが魅惑的でわずかに青みかんのような柑橘系の香りが感じられます。口当たりは上品で、すぐに果実味が溢れていき、追随するしなやかな酸味がバランス良く存在する事でキレの良い味わいとなっています。

イタリアンスパークリングの新スタンダード！エミリアロマーニャ州で伝統的に造られているランブルスコ。赤くて甘い泡として世界的に知られていますが、そこに一石を投じたワイナリーが「カンティーナ・デッラ・ヴォルタ」。鮮烈で凛とした酸味と鮮やかな色彩、エレガントなテクスチャーが特徴の「ソルバーラ」種を主体に魅惑の泡を造っています。

美しく繊細、そして連続的に立ち上がる泡はメトドクラシコならでは。ラズベリーや熟したイチゴ、またシトラス系の香りも混ざります。アタックは控えめながらソルバーラの特徴である溌剌とした酸味が心地よく、シャープな印象。豊かな果実味を備えながら全体的にはエレガントで引き締まったボディ。酸度と熟成度が絶妙なバランスにより仕上がっています。