イタリアにてD.O.C.認定された高品質なワインを、(BIB)バックインボックスでお届けいたします。
今回、ご紹介するのは、イタリア屈指の高級ワインの産地として知られるピエモンテの高品質ワイン。
BIB(箱ワイン)としては、価格が高い印象を受けるかもしれませんが、それにはもちろん理由があります。
一般的にピエモンテでD.O.C.認定された高品質なボトルワインは約2,500円ほど。
しかし、こちらのBIBワインをボトル換算すると、1本1,000円ちょっとで飲める計算になります。
良質なワインが、実質半額で飲めるのは、たくさんのメリットがある箱ワインだからこそ。
デイリーワイン価格で高品質な味わいをぜひお楽しみください。
ヴィンキオ・ヴァーリオ社
BIBワインのおすすめポイント
- D.O.C.認定ワインが低価格で味わえる!
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真空パックされたパウチで現地の味をそのまま味わえ、
開封しても1か月は風味が劣化しない - 省スペースで保存が可能でごみ捨ても簡単
BIBワインについて
本棚サイズで大容量
BIBのサイズは約182mm×257mm×89mm。B5サイズの分厚い辞書やひと昔前のカタログのようなサイズ感。本棚にも入るコンパクトな容器に3リットル、ワインボトル瓶4本分のワインがたっぷり入っています。
落下、衝撃に強い
真空パウチを丈夫な段ボールケースに収納。ガラス瓶だと致命的な、落下や転倒にも強い設計となっております。持ち運びに便利な取手もついているので、持ち寄りのパーティにもぴったりです。
開けても保てる新鮮さ
段ボールの中は真空パックされたパウチ。飲み口は空気が入りにくい特殊な蛇口を取り付けています。光による劣化に強く酸化しにくいBIBは、長期間フレッシュな味わいが楽しめます。冷蔵庫に横にして置いておけるので温度変化が心配な季節も安心です。
いつでも適温のワインを
BIBは開封後も横にして保存が可能。冷蔵庫の高さに合わせて収納出来ます。例えば、真夏に白ワインを飲み残しても大丈夫。そのまま冷蔵庫に保管して、翌日も冷たくフレッシュな白ワインが楽しめます。
ほかの容器よりエコロジー
材料の生産からリサイクルまで、すべての過程で避けれないCO2の排出。伝統的なワインボトルを100%とすると、BIBの排出量は僅か13%。美味しくお得に飲みながら、環境に貢献できます。
後処理、ゴミ捨ても楽々
飲み終わった後はパウチと取手をプラスチックのゴミ箱に放り込んで、外箱の段ボールを畳めばゴミ出しの準備は完了。中を洗う必要も、ラベルを剥がす必要もありません。かさばらないので、ゴミの日まで部屋の床を占領することもありません。
ラインナップ
イタリア ピエモンテから
フレッシュな味わいを
バローロやバルバレスコなどの高級ワインの産地として知られるピエモンテ。
今回セレクトしたラインナップは、すべて単一品種100%のワインなので、品種の味わいをストレートに楽しめます。
どれもイタリアピエモンテらしい品種であるのと同時に、新鮮だからこそ味わえる風味は格別。
ここでしか飲めないフレッシュな味わいをお楽しみください。
赤ワイン
レ ターネ
le tane
「バルベーラ」の聖地であるヴィンキオ村のワイン
品種:バルベーラ100%
原産地呼称:D.O.C.PIEMONTE BARBERA
容量:3000ml
輝きのある紫がかったルビー色の赤ワイン。ブルーベリーやラズベリーなど果実感に溢れたフレッシュな香りが心地よい。鮮やかで伸びのある酸味が拡がる辛口の味わい、控えめなタンニンはスムーズな飲み口をアシストして、清々しい後味が続く。
アスティ県がバルベーラの故郷とされるならば、その聖地はヴィンキオ村だと言われています。その聖地で造られるバルベーラは、タンニン分の少ないブドウ品種として木樽熟成に向いていると近年考えられますが、 BIB に保存されるこのワインには、バルベーラの最大の魅力であるジューシーな果実味と酸味が詰まっています。現地でしか飲めないフレッシュタイプのバルベーラを堪能でき、お料理との幅広いペアリングが楽しめます。
リオクロージオ
Riocrosio
美味しい「ドルチェット」は優良生産者の証
品種:ドルチェット100%
原産地呼称:D.O.C.PIEMONTE DOLCETTO
容量:3000ml
輝きのある紫がかったルビー色。ブルーベリーやスミレなど鮮度のあるフローラルな香りに包まれる。凝縮した果実味とともに苦みを伴ったタンニンが口中を引き締め、バランスを保ったまま余韻へと持続していく。
デイリーワインの代表的黒ブドウ品種として有名なドルチェット。実は天候の影響を受けやすく栽培に注意が必要であり、醸造に関してもネガティヴな要素を吸収しやすいためワイン造りは簡単ではありません。
だからこそ、ドルチェットが美味しい生産者は優良生産者という判断基準がある程です。 BIB は外気の影響を受けにくく、さらに特許をもつパウチに入っている為、ブドウ本来が持つジューシーさを存分に味わえます。名前の由来にもなった“心地よい甘やかさ”を楽しんでください。
コステ サラチェーネ
Coste Saracene
ピエモンテ州を代表する黒ブドウ品種「ネッビオーロ」
品種:ネッビオーロ100%
原産地呼称:D.O.C.PIEMONTE ROSSO
容量:3000ml
輝きのあるルビーレッドの赤ワイン。チェリーや小さな薔薇、ゼラニウムのような華やかな香りが充実している。 しなやかで伸びのある酸味とタンニンが調和した辛口。果実味は控えめながら上品に長い余韻へと繋がって行く。
バローロ・バルバレスコなどに使用される黒ブドウ品種として有名。歴史的には強固な酸味とタンニン分を和らげるために木樽で長期熟成される事が多く、熟成感の印象が強いです。しかし、近年は醸造技術も向上し品種個性をスマートに表現する生産者が増えています。BIB に保存されるこのワインは樽由来のタンニン分の吸着が無く、ピュアでしなやかな酸味が楽しめるネッビオーロとして気軽に楽しんで頂けます。
カ・デル・サンドリ
Ca del Sandri
かつてはバローロに匹敵するワインを生んだブドウ品種「グリニョリーノ」
品種:グリニョリーノ100%
原産地呼称:Piemonte D.O.C. Grignolino
容量:3000ml
輝きのある淡いルビーレッドの色調。フランボワーズや小さな薔薇のような華やかな香りが印象的です。果実味は控えめながら、しなやかで伸びのある酸味にキメ細やかなタンニンが調和することで上品でありながら、複雑味のある余韻を楽しむことができます。
希少なブドウ品種である「グリニョリーノ」。ピエモンテ方言で「しかめっ面」が語源となるほどに、酸やタンニンが強いブドウ品種ですがかつてはバローロに匹敵する高品質で長期熟成可能なワインを生み出していました。房が小さく、種も多いからかネッビオーロにトレンドが移っても、そのポテンシャルには変わりはなく、厳格さと華やかさが共存する素晴らしいワインが出来上がります。
モスカレッラ
Moscarella
ネッビオーロの子孫というほど関係性の深いブドウ品種「フレイザ」
品種:フレイザ100%
原産地呼称:Piemonte D.O.C. Freisa
容量:3000ml
やや淡い紫色。イチゴやスミレのようなほんのりと甘やかな香りに、たばこのようなスモーキーな香りが混ざり合う。生き生きとした程よい酸味とタンニンが先行し、ベリーを想わせる果実味が追随して芳醇な後味へと繋がっていきます。
歴史的に親しまれてきた高品質ブドウ品種のフレイザの語源は「イチゴ」であり、その豊かな果実香が特徴です。 近年はほかの人気品種に押され絶滅の危機に至りましたが、土着品種を見直す近年の動きにより復活が注目される品種でもあります。 砂質土壌で栽培されるブドウからはエレガントで芳醇な味わいをもつワインが生産され、程よいタンニンも持つことから、野菜や白身肉を中心とした前菜とともに楽しまれるワインです。
白ワイン・ロゼ
モンテクローチェ
Montecroce
ピエモンテ州南東部を代表する白ブドウ品種「コルテーゼ」
品種:コルテーゼ100%
原産地呼称:D.O.C.PIEMONTE CORTESEE
容量:3000ml
輝きのある緑がかった淡い麦わら色の白ワイン。青リンゴ、エルダーフラワーを想わせるフレッシュでフラワリーな香りが清々しい。鮮やかな酸味が充実するライトボディで辛口の味わい、スムーズでキレの良い、鮮度感に溢れたジューシーな果実味が魅力的。
ガヴィの使用品種として有名。果皮が薄くフレッシュでしなやかな酸味が特徴ですが、逆に酸化に弱い特性も持ちます。 ヴェンキオ・ヴァーリオ社のBIBは特許をもつ外気に触れにくいパウチに入っている為、現地で飲むかのような鮮度感とブドウ品種個性がピュアに感じられます。 コルテーゼを知るならこのワインを飲んで欲しいと思えるクオリティです。
ソル ディ ルーナ
Sol di Luna
北ローヌなどの肉厚な個性とは違う、ピエモンテの「ヴィオニエ」
品種:ヴィオニエ100%
原産地呼称:D.O.C.PIEMONTE VIOGNIER
容量:3000ml
輝きのある淡い黄色の白ワイン。若い洋梨や白桃、アカシヤのような程良く甘やかな香りが拡がる。まろやかな口当たりに程良い酸味が加わる辛口の味わい、果実味が余韻まで続くバランスの取れた軽やかな飲み心地が良い 。
ピエモンテ州でヴィオニエ?と思うかもしれませんが、DNA的にフレイザやネッビオーロと関係性を持ち、州東側のモンフェッラート地区では好結果を出す品種として生産されています。芳香性が高い品種として知られますが、その香りは酸素に過剰にさらされると容易に失われてしまいます。しかし当商品はBIBの高い保存性により、その華やかな香りを充分に楽しむ事が出来ます。
ラ カシネーラ
La Casinera
ロエロ地区の代表的な白ブドウ品種「アルネイス」
品種:アルネイス100%
原産地呼称:D.O.C.PIEMONTE BIANCO
容量:3000ml
輝きのある緑がかった淡い麦わら色の白ワイン。グレープフルーツ、洋梨、わずかにセルフィーユのようなハーブの香りが感じられる。優しい酸味と凝縮した果実味のフレッシュ感を楽しみながら、余韻に残る程良い苦味もブドウ品種の個性をよく表わしている。
フルーティなワインとして人気上昇していますが、この品種は果実に含まれる酸が落ちやすく果汁は酸化傾向にある個性を持ちます。しかし、BIBの保存性はブドウ本来のしなやかな酸味を残し豊かな果実味、程良い苦味を味わう事を可能にしました。現地でしか味わえなかったアルネイズを本来の美味しさをお楽しみください。
ローザ・ディ・ローヴォ
Rosa di Rovo
ピエモンテの土着品種をブレンドして作られたロゼワイン
品種:バルベーラ、ブラケット、フレイザ他
容量:3000ml
明るく輝きのある淡いピンク色。さくらんぼや野イチゴのようなフレッシュな香りに心を奪われます。辛口でありながら程よいチャーミングな果実味とフレッシュな酸味がバランスよく広がります。
食事の軽減化により、世界的に注目度の高いロゼワイン。伝統的に白ワインを飲む文化が少なく、軽やかな赤ワインを好んだピエモンテの人々だからこそ果実味や酸味、タンニンを絶妙なバランスで仕上げたワイン造りが可能とも言えるでしょう。アロマティック品種の香りも華やかで、多品種の混醸だからこそペアリングの幅も広がっていきます。
ヴィンキオ・ヴァーリオ社について
ヴィンキオ・ヴァーリオ社(Vinchio Vaglio)の名前の由来は「ヴィンキオ村とヴァーリオ・セッラ村」。
1959年に、両村の19社の栽培農家からなる協同組合として設立されました。現在は192社まで成長しています。
ベルボ川とティリオネ川の間にある渓谷は、かつて海であった場所。
浸食によって作られた地形は起伏が激しく、少しの距離でもまったく異なる地形になります。
この地形の多様性が、多様ですばらしい品質のワインを生み出しています。
今回お届けするのは、粘土を少し含んだ砂質の土壌で育ったワイン。
そこに含まれる豊富なカルシウムがフレッシュなワインを生み出すのです。
地形、地質の豊かさ。ワイン造りに適した気候、そして作り手の技術。
2つの村の素晴らしさが詰まったワインをBIB(バックインボックス)で是非お楽しみください。
ブドウが育つ「モンフェラートの丘」
ユネスコ世界遺産「ピエモンテ州におけるブドウ畑の景観」に数えられる地域「モンフェラート」。
アスティとアレッサンドリアにまたがるその丘陵地の中にヴィンキオ村とヴァーリオ・セッラ村はあります。
BIBのワインが育つ畑はその中でも鮮新世時代(約500万年~285万年前)に出来た海洋堆積物の土壌で、地面を掘り返すと今でも貝殻の化石が見つかります。
場所は「アスティ・モンフェラート」の中央部 、タナロ川両岸に広がる急斜面の多い場所。
たくさんのミネラルと太陽をたっぷり浴びたブドウが良質なワインとなるのです。
ヴィンキオ・ヴァーリオ社が誇る二人のエノロジスト
ジュゼッペ・ラタッツォ
Giuseppe Rattazzo
ヴィンキオ・ヴァーリオ社のワイナリーとブドウ畑は、バルベーラ醸造の第一人者として名高いジュリアーノ・ノエ(Juliano Noé)氏によって監修されてきました。
そんな彼の後を継いだのがジュゼッペ・ラタッツォ氏です。
彼はヴィンキオ村、ヴァーリオ・セッラ村と同じピエモンテ州アスティのロッケッタ・パラフェーアで生まれました。
成長後、アルバにあるワイン醸造学校を卒業。パヴィア近くの農園で働き、スイスのティチーノ州で修業を積みました。
そして2001年ノエ氏のエノロジストオフィスの一員となったのです。
今では2018年に引退したノエ氏に代わって、ヴィンキオ・ヴァーリオ社のワインを守り育て続けています。
マッテオ・ライオロ
Matteo Laiolo
若き醸造家マッテオ氏は1995年生まれ。ヴィンキオ・ヴァーリオ社に参加していた農家の一つに生まれ、幼い頃から強い郷土を持っていました。
彼の家族は、そんな情熱に溢れた彼をアルバにあるワイン醸造学校へと送り出します。
彼は学んでいる間も農園とワイナリーで働き、そして卒業後、初めてノエ氏とジュゼッペ氏の傍で働くこととなったのです。
ジュゼッペ氏とマッテオ氏、「師匠」の知識と「弟子」の熱意。二人のエノロジストはお互いにリスペクトし合いながら、ワイン醸造に励んでいます。
※エノロジスト…ブドウの栽培からから醸造、ボトル詰めまで全工程を監督するスペシャリスト。ワイン醸造技術管理士。
永瀬 喜洋氏推薦!
株式会社クアトロヴィーニ代表取締役。
若いころからイタリアワインに情熱を注ぎ、20年以上もの間日本とイタリアを行き来しながらソムリエとして活躍。
また、同業者・酒販店・輸入業者向けの勉強会を各地で主催。
2010年より名古屋と東京のレストランにてイタリア20州の郷土料理とワインについてのセミナーやテイスティングを主とした講義も行っており、和食とワインについても独自のセオリーでペアリングを提案。
数々の食事会のナビゲーターとしても活動中。
第8回イタリアワイン・ベストソムリエコンクール(JETCUP) 優勝
駐日イタリア大使館公認 イタリアワイン大使 拝命
3iC The Italian International Indigenous Wine and Food Studies Center(国際イタリア原産飲食物研究センター)にて "Piemonte Specialist"資格取得。
「BIB(バッグインボックス)はカジュアルワインの印象が強いかもしれません。
私が現地を訪れ試飲をしているときに、ブラインドで提供されたワインの1つがこのBIBワインでした。
その場に居た誰もが、そのピュアでジューシーな味わいを称え、BIBが出てきた時の驚きは今も忘れられません。
皆様にも是非、先入観なく現地の味わいを体験して頂きたいです。」